前回は、

『モバックショウの顧客満足度が高い理由である「来場者の質の高さ」』

について、

『製パン・製菓に関わる顧客が来場すること』、

『製品導入決定権のある方が多数来場すること』、

『ユーザー団体の会議・交流会が開催され有力企業の来場が見込めること』

がポイントとお伝えさせていただきました。

今回は、

効果的な展示会出展方法を行っている企業の実際の事例についてご紹介します。

食品加工機械・製菓機械を製造・販売するA社の社長のY様に話を伺いました。

成功するには「訳」がある効果的な展示会出展方法

1.前回のモバックショウ出展での工夫点

2.出展効果

1.前回のモバックショウ出展での工夫点

・モバックショウは海外来場者が多い展示会なので、

 英語や中国語などが話せて、

 なおかつ専門用語も分かるスタッフを配置しました。

・海外の取引先に対して事前に資料を作り込み配布して、

 モバックショウに来場していただくようPRしました。

・海外来場者は多人数で来場されることが多いので、

 ブース内の商談スペースを広めに確保しました。

2.出展効果

・社員教育の場所として、

 新人を含む社員に他出品者のブース見学や

 自社以外の機械の見学をしてもらい、

 今後の展示会出品や機械設計等に活かしています。

・最新のトレンドが分かる展示会なので、

 他出品者の動向の把握に加えて、

 来場者の顔ぶれを見て、

 これからどういった業界が動き出すのかという

 ユーザー側の動向の把握もしています。

 また、自社製品へのお客様の対応を見ながら、次の手も考えています。

・展示会出品は、

 出品費用、装飾費用、機械の運送費用等がかかりますが、

 自社から多くのお客様のところに出向いたり、来社してもらったり、

 特に海外ユーザーのことを考えると、

 コストパフォーマンスはかなりよいと考えています。

・機械を見てもらい、実演を行い、

 出来た最終製品を試食してもらうことで、

 お客様に導入後のイメージも持ってもらえます。

このように、

来場者ニーズを捉えた戦略的な出展と、

展示会の特性を最大限活用することで、

A社は大きな成果を上げています。

以上が、

実際に成功している効果的な展示会出展方法です。

次回も、

効果的な展示会出展を実践している別の企業の事例をご紹介します。

展示会を成功に導く秘訣をお見逃しなく。